りんどう会

3月1日、第二高校にて卒業式が執り行われました。

3月1日、第二高校にて卒業式が執り行われました。

今年は、保護者も夫婦で参加でき、同窓会役員も来賓として

3年ぶりに招待されました。

1年生と2年生の在校生は、教室からTV会議での参加でしたが、

卒業生は声高らかに校歌を歌って、いい卒業式でした。

以下、竹下会長の祝辞です。

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令和四年度 熊本県立第二高等学校卒業式 祝辞

 

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

ご臨席の保護者の皆様には心よりお祝い申し上げますと共に、光永校長先生並びに諸先生方の

ご功労に対し、改めて敬意を表したいと存じます。

又、地域の皆様には、いつも暖かいご支援を頂き、有難うございます。

 

59期生の皆さんとは、皆さんが1年生だった時に、熊本豪雨災害復旧ボランティアに

行ったのが私の一番の思い出です。ここにいる数十名の方と一緒に行きましたね。

当初は同窓会で寄付でも集めて応援しようかと考えていましたが、コロナで他県の

ボランティア受け入れ禁止と聞き、私は若い時に実家が水害にあったので、水害の悲惨さは経験

していましたから、同窓会が二高生徒を引率して、連れていけないかぁと思いました。

そこですぐに前PTA会長の吉村さんに電話をして同意を取り付け、前校長の山本校長先生に掛け合い、

実行する了解を得ました。そして、生徒の皆さんにボランティアを募集することになりました。

その時は、少数だろうから、りんどう号のバスで行けばいいやぐらいしか思っていなかったのですが、

なんと130名強の応募がありますと言われた時は、さてどうしようかと思いました。

コロナで大型バスも半分しか乗車できないため、バス4台もいるんですよね。

2日に分けて行くようになりましたが、バスの手配やら現地との調整、ボランティア保険の申請やら、

やること一杯! そんな時が同窓会です。

あそこにいる岩本副会長がバスの手配をやってくれ、全員に弁当までつけてくれました。

現地と調整しながら実行計画書を纏めてくれたのが中坂事務局長です。でも一つ問題がありました。

私の思い付きなので同窓会の予算外です。 貸切バスのお金がないんですね。

半分はPTAでもってもらうことになってましたが、そこでりんどう会のSNSを利用して

寄付を募ったところ30万円以上が集まりました。

ボランティアに行った生徒の感想を聞いた時に本当にやって良かったと思いましたし、

熊日新聞に感想を投稿してくれた生徒さんもいたのには感心しました。テレビニュースにも

流れたので覚えている保護者の方もいらっしゃるかと思います。

この話を何故したのかと言えば、当たり前のことですが、実行しなければ実現しないということです。

それと思いが伝われば周りの人が助けてくれる。

私は思い付きで発案しただけで、有難いことに周りの人が助けてくれました。

私一人では到底できませんでした。

この件は私の計画性の無さは反省点ですが、スピードという点では合格点です。

というのも、私達が行った1か月後にはボランティアの団体受け入れが停止されました。

前途洋々たる皆さんは、目標や思いに向けて、考えてから実行、実行しながら考えるの

どちらでもいいです。何もしないのが最悪です。是非ともポジティブ思考で進んで下さい。

最後になりますが、共に過ごした同期との絆を大事にし、59期生の皆さんのこれからが

楽しく実りある人生を築かれることを、同窓会一同、心より願っています。

令和五年三月一日

熊本県立第二高等学校同窓会

りんどう会 会長 竹下 力

 

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